皆さんこんにちは!サムライ整骨院の後藤ですヽ(・∀・)ノ
今日は『顎関節症』についてです。
意外と多いのではないでしょうか?顎関節症をお持ちの方は(゚д゚lll)
実は私も顎関節症を持っているのと、患者様の中でも大変多い症状です。
そこで、顎関節症と聞くと、ついついアゴみ見がちですが、実は顎関節症の本当の正体は下顎ではなく、頭蓋骨(側頭骨)なんです!!・・・Σ(゚д゚lll)
噛み合わせの治療やマウスピース、むやみな顎の矯正は逆に強い症状を作ったり、余計に関節炎を悪化させる大きな原因になります。
顎関節とは、下顎の骨(黄緑)と側頭骨(緑)の骨によって作られますが、下顎の下顎骨は関節円板という接着剤の様な物で側頭骨にくっついているだけの関節です。
そこに、咬筋・内外側翼突筋と言った筋肉群によって支えられているだけです。
なので、この関節円板や筋肉群を取り除いてしまうと、簡単に下に落ちてしまう骨です。
実は、このように関節の面が一面しかなく、重力との抵抗する事の出来ない関節は膝のお皿(膝蓋骨)とこの顎関節のみです。
なので、下顎骨は実質自由自在にいろんな場所に移動出来る事になります。
ということは、元に戻るときの車庫の様な存在をする側頭骨に問題が起きると、顎関節症になるという事になります。
なので、むやみな顎の矯正治療や、マウスピースで高さだけを変えることは下顎骨にしかアプローチがかからないので、あまり効果が見られないのが現状です。
それは車庫になる側頭骨の位置が元に戻らない限り、下顎骨の戻る場所がないということです。
頭蓋骨や、骨盤は西洋医学的には「不動関節」といわれ、全く動きのない部位と言われていますが、これは大きな間違えで頭蓋骨や、骨盤は確実に動きます。
これは、脳や脊髄を包み、保護し、脳脊髄液という人間の生命活動に欠かせない液体の運搬を行う「脊髄硬膜」の動きによって動きます。
その硬膜の緊張などにより、側頭骨やその他の頭蓋骨の位置関係が変わってしまいます。
硬膜のポンピング動作に合わせて、徐々に側頭骨の位置関係を戻していくことが重要です。
そして、下顎骨の動きを付ける、咬筋・内外翼突筋のストレッチも重要になってきます。
そして、意外なのが骨盤とお尻の筋肉(梨状筋)も顎の関節・筋肉に大きく関与しているという事です。
それは、先ほどの出てきた脊髄硬膜は骨盤までつながっており、骨盤(仙骨)の硬膜の緊張が頭蓋骨にもくわわってきます。
なので、顎関節症でお悩みの方は必ず骨盤・お尻の筋肉(梨状筋)のチェックも致します。
顎関節症でお悩みの方は、こちらの方法でも是非お試しいただけると、今までとは違う効果があるのではないかと思います。
サムライ整骨院
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