皆さんこんにちは!
サムライ整骨院の後藤です♪( ´θ`)ノ
今回のテーマは
『人間の体はとってもエコロジー主義』
現代はエネルギー社会とも言われ、石油や電気など生活環境エネルギーによって世界の経済が回され、いい事も悪い事も沢山起きているこのご時世ですが、そんな生活エネルギーの中でも最近は『エコ』が流行っていますね。
特に最近は”自動車”がそうでしょう。「ハイブリットカー」というのが流行っていますね。
そこで、
人間や生き物の体の構造ってすご~くエコに徹してる事を知っているでしょうか?
これが案外知らない人が多いわけです。
ですが、冷静によく考えてみると、すぐに納得がいくと思います。
皆さんすぐに納得してくれたので( ´ ▽ ` )ノ
車のハイブリットと生き物のハイブリットの一番の違いは
『目的』です。
ハイブリット車はいかにガソリン(エネルギー)を消費せずに長く走り続ける事ができるか?・・・ですよね?
では人間や生き物の目的はなんでしょう?
いかに効率よくエネルギーを使いながら
【永く生き延びる】事が目的なんです。
【生きる】事が最優先なんですね。
いかにエネルギー消費をせずに生き延びるかです。
さて、そんなことを踏まえた上で、最近怪我や慢性的な関節炎などにたいしての第一条件とされてきた【安静】は実は逆効果である。という考え方が確立されていきました。
ぎっくり腰でも、捻挫でも【安静】ではなくできる限る『使う』方が治癒が綺麗に早くなることがわかってきています。
私もこれには賛成なんですね。体のエコロジー主義を考えるともちろん無理をしない程度に使えるだけ使ってあげるべきであると考えています。
なので、私の場合はほとんど固定なども行いませんし、どんどん使ってください。
とお話させていただいています。
特に『変形性膝関節症』なんてお持ちの方は
『どんどん歩いてくださ~い!』と言います。
体のエコロジー主義。生命維持のことを考えるととてもいいことに感じますが、怪我や疾患の場合はそれが大きなお世話になってしまうことがしばしば。。。
人間のエコロジー主義は
【使わないならもう要らないよね?・・・主義】なんですね。
極端に【生きる】だけを目的にしているので、実は生命維持することが第一の目的なので、使わなくなった組織はない方がエコロジーしやすいんです。
そこにエネルギーや考えることなどが必要なくなるので。
骨折のギプス後の状態を見たことがある人はわかると思います。
↑ ↑ ↑
こんな感じではなかったですか?
または太ったお父さんが一週間の入院でゲッソリ😱なんてことも。
関節を動かさない。
筋肉を使わない。
一番の組織の機能を使わない。
でも・・・とりあえず【生きてはいられる】・・・
この状況を作り出してしまうと、意識や脳にとっては・・・
『じゃあ!もう要らないよね~?』
ということになります。
エネルギー消費をできるだけ抑えたいので。。。
では怪我などをしても、とにかく何かと使うそぶりでも見せておかないと、体ってどんどん底部分の解体作業に入ってしまうわけです。
よく言われる『膝の軟骨がすり減って』からの『変形性膝関節症』
関節が変形してくる人には特徴があります。
①過度な運動歴
②過去の膝の怪我
③運動など体をあまり動かさない
④砂糖類やお菓子類がすきな人
⑤家の中に閉じこもりがちな人
という特徴があります。
①と②は「使いすぎによる組織の磨耗」のタイプ
③④⑤は「使わなさすぎることでの組織のエコロジー、そして食生活からの助長」のタイプ
実はほとんど③④⑤のタイプの人だと思われます。
私の経験上ですが。
過去の怪我は適切な処置がされていれば変形する可能性は低いです。
過度な運動歴のある方はただたんに運動する代わり、ケアを怠った人です。
でもそ~んなに過度に運動する人ばかりでしょうか?
変形性膝関節症は比較的女性に多いです。
骨盤の形状が男性と違うので、そのためでは?
という説は昔はよく
ありましたが、私の考えでは家にこもる時間が増えたからでは?
というのが見解です。もちろん構造力学上では女性の方が膝に負担がかかりやすい状態であるのは確かです。。。が!
変形する人としない人の差が大きいので、骨格だけの問題とは言い切れません。
軟骨成分と言われる【コンドロイチン】や【グルコサミン】
たくさん摂取している方も多いかと思います。。。が。
胃液と混ざると全て【アミノ酸】に分解されもはやどちらでもない状態です。
これらは総称して『関節内液』『関節軟骨成分』というものですが、摂取したら作られるのか?というとそうではありません。
まずこの
『関節内液』
『関節軟骨成分』
が体に存在している【意味】を考えなければなりません。
この二つの役割は
【関節を滑らかに動かし、外力(体重)などの衝撃を緩和するため】
に存在しているものです。
ではここでクエスチョン???
【でのこの機能を日常生活でほとんど使わないようにすると、エコロジー主義の体は生命維持のためにどのような策をこうじてエコを続けるでしょう・・・か?】
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さて!お答えをどうぞ!♪( ´θ`)ノ
ファイナルアンサー?(¬_¬) みの風。笑
A.【生命維持のエネルギー消費削減のため、その組織の再生と今後の機能活動を制御し、余分に余ったエネルギーの余力を生命維持に回します】
と、なります。
だからこそ、多少痛くても【まだ使いますよ!】という意思表示をしておかないと、どんどん組織として使われなくなってきます。
膝の軟骨などを例にあげますが、関節の内液や軟骨成分は『力が加わることによって分泌』されます。
力が加わらなければ、分泌しないんです。
これは関節の位置や衝撃量などを『固有受容器』という組織から神経を介して脳へつなぎ、今現在の関節の状況を報告します。それに応じで関節内液などの分泌量を調整してくれるわけです。
ですが、この『固有受容器』への刺激が少なくなると、脳に報告する情報が減ってくると、脳なども使われていないので分泌を促す必要がありません。生命維持に必死なので。できるだけ手間は省きたいわけです。
そしてそのうち、この程度しか使わないのであれば関節内液の分泌などは一時停止でいいでしょう。という判断ものと、関節から関節内液や軟骨成分が分泌されなくなっていきます。
よって、関節同士がぶつかり合いどんどん磨耗していくことで、どんどん変形してくるわけです。
せっかく沢山グルコサミンやコンドロイチンを摂取したところで、使わない関節にはその恩恵の分配はされない。ということです。
だからこそ、全身の筋肉、関節、組織は生命維持に重要なんだ!ということを脳や意識に伝えるために常に刺激を入れてあげなければいけません。
これが人間の体がとてつもない『エコロジー主義』であるための表の部分と裏の部分でした。
ぜひみなさんも使ってなさそうな関節や、筋肉がありそうでしたら、無理にでも動かして【必要です!!】と教えてあげてください♪( ´θ`)ノ
当院のブログをご覧いただき、感謝いたします。